すべてにおいてタイミングを逸していますが、
とりあえず紹介。
「わたしを離さないで」
映画が公開されていますが、本の方です。
著者は日系イギリス人。
日本での発行は2006年です。
私が読んだのは、今年の正月休みです。
ストーリー自体は難しくありませんが、
ネタばれしてしまうので内容を紹介するのは難しいです。
「受容」「生命」「友情」「反抗」などいろいろ考えさせてくれますが、
暗いお話ではありません。
アマゾンのレビューでも高得点です。
最近、著者が来日されてNHK教育でも特集が放送されたようです。
著者自身、翻訳されることを念頭において執筆されていると
どこかで読んだ記憶がありますが、翻訳家の力量も良いのか
読み心地が良い文章です。
本国イギリスでの評価が高いのですが、
日本的、アジア的なストーリーのように思われ
ヨーロッパで共感?されているのが意外でした。
本でかなりイメージが出来上がってしまったので
映画を見るのを躊躇しています。
とても良い本でした。